[レポート] What’s new with GitHub ~ GitHub as a platform #GitHubSatelliteTokyo

[レポート] What’s new with GitHub ~ GitHub as a platform #GitHubSatelliteTokyo

GitHub Satellite Tokyo(2018年6月12日~6月13日)で行われた GitHub の新機能に関するセッション 『What’s new with GitHub ~ GitHub as a platform』 に関するレポートをお伝えします。
Clock Icon2018.06.12

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こんにちは黒澤です。 GitHub Satellite の Day 1 で開催されたセッション
『What’s new with GitHub ~ GitHub as a platform』
についてレポートします。

概要

開発プラットフォームとして広く受け入れられているGitHubでは、多くのオープンソースプロジェクトが開発されています。本セッションでは、GitHub.comが提供してきた最新機能について、主にコミュニティ運営や、オープンソース開発に役立つものを中心に紹介したいと思います。また、AtomやGitHub Desktop、GitHub for UnityやSlack Integrationのような、GitHubを取り巻くエコシステムの最新動向についてもご紹介します。

セッション動画

GitHub SATELLITE TOKYO 2018 Day 1 Community

What's new with GitHub

  • スピーカー
    • GitHub 池田 尚史様

Platfrom

Discover Repositories

  • 機械学習のアプローチを使って、ユーザの志向にあったリポジトリを紹介する機能
    • 新しい OSS プロジェクトの出会いとして使って欲しい

Security Alert

  • プロジェクトの依存関係グラフを表現して、依存関係に含まれる脆弱性を検知し、アラートをあげる機能
    • 現状は Ruby や JavaScript などの一部の言語のサポートに止まっているが、今後言語のカバレッジを上げていく

GitHub Apps

  • 従来の OAuth App や GitHub Services に変わる新しいフレームワーク
    • ユーザアカウントを消費せずに直接 Organaization にインストール可能
    • GitHub Marketplace に出店可能

GitHub Services の Deprecation

  • 2018年10月01日
    • UI からのインストール停止、UI からの削除
  • 2019年01月31日
    • Services へのイベント配信を停止
  • GitHub Enterprise のサポート
    • 10月01日以降リリースの GitHub Enterprise からも削除
    • 2019年01月からサポート停止予定

Checks API

  • 従来の Statuses API に比べてより多くのメタ情報を取得可能になった
    • CI の結果、静的解析の結果などを GitHub 上から見えるようになった
    • Re-run も GitHub 上から可能
    • 対応サービスは今後も続々増える予定

HTTPS & カスタムドメイン on Pages

Community & Safety

Community Forum (英語のみ)

  • GitHub の社員に質問をしたりできるようになった

Contributor Badge

  • 初めてそのリポジトリに貢献した人に対してバッチを表示する

Archiving Repositories

  • 何らかの理由で終了するなどのケース時に read-only で残すことができる

Developer

ダッシュボードの改善

  • 自分が今参加しているプロジェクトの issue や PR で優先度の高いものが表示される

自動化カンバンボード

  • issue のステータスに応じてカンバンボードのレーンを自動で移動するように
  • テンプレートも用意されている

進捗のビジュアライズ化

  • プロジェクトの進捗状況が一目でわかるように

Projects その他の改善

  • 権限管理
  • テンプレート
  • キーボードショートカット
  • 検索/フィルタリング

複数の issue テンプレート

Co-Authored Commits

  • ペアプロ、モブプロなどで複数の人が一つのコードを書いた際に、co-author として表現することができる
  • GitHub Desktop などのクライアントでもサポート

ナビゲーションの追加

  • 特定の言語であれば、メソッド/function 単位で変更をわかりやすくナビゲーションするように
  • これからも言語のカバレッジを上げていく

コメント編集履歴

  • 誰がいつ編集したか、diff を見ることができるようになった

モバイル体験の改善

  • コードレビューをモバイルでできるように
  • emoji リアクションもできるようになった

新しい Diff 設定: スペースの無視

  • スペースの無視が UI からできるようになった

Ecosystem

GitHub Desktop 1.2

Atom 1.27

  • リモートでペアプロをできるようにする Teletype for Atom 機能
  • GitHub プラグインで GitHub との親和性が高くなった

Visual Studio プラグイン

  • PR を Visual Studio から作成可能に
    • コードレビューもできるようになった

Slack 連携

  • よりリッチな情報が見れるようになった

Outlook 連携

  • issue にコメントをつけたりすることが可能になった

まとめ

  • Discovery, Security Alert などデータを活かした機能
  • GitHub Apps/Marketplace の拡充
  • Community & Safety の充実
  • コラボレーション機能のさらなる強化
  • 今後もご期待ください!

変更を追いかけるのに便利な機能

さいごに

みなさんいかがでしたでしょうか。こうやって一覧で新機能を説明していただけると、いままで気づかなかった機能なども知ることができて大変ありがたいです。Changelog などは積極的に活用して行こうと思います。ブログでは一枚絵ですが実際のセッションでは動画で動いていたものなどもあるのでぜひセッション動画の方もご覧ください。
今後の GitHub の新機能にも期待ですね!

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