Stripeのインボイスを作成したあと、カスタマー名を変更したときの動作を確認してみた
請求書PDFや領収書PDFの宛名は、「インボイス作成時点」のカスタマー名でした。
Stripeのインボイスを利用すると、請求書・領収書・支払画面などが簡単に用意できます。 今回は、このインボイスを利用した支払いについて、インボイスを作成したあとにカスタマー名を変更したときの動作を確認してみました。
おすすめの方
- Stripe CLIを利用したい方
- Stripe CLIでカスタマー名を作成したい方
- Stripe CLIでカスタマー名を変更したい方
- Stripe CLIでインボイスを作成したい方
- 掲題について知りたい方
準備をする
商品を作成する
stripe products create \ --name="プリン" \ -d "default_price_data[currency]"=JPY \ -d "default_price_data[unit_amount_decimal]"=150
default_price
の値をメモしておきます。
カスタマーを作成する
stripe customers create \ --name="食いしん坊" \ --email="[email protected]" \ -d "preferred_locales[]"="ja-JP"
id
をメモしておきます。
インボイス(請求書)を作成する
空のインボイスを作成する(Draft)
stripe invoices create \ --customer=cus_OI7BJbrMEAlWx0 \ -d "collection_method"=send_invoice \ -d "days_until_due"=30
id
をメモしておきます。
インボイスにアイテム(商品)を追加する
stripe invoiceitems create \ --customer=cus_OI7BJbrMEAlWx0 \ --price=price_1NVWvrHkjjhQpTMOasdT2Qxo \ --quantity=1 \ --invoice=in_1NVX6VHkjjhQpTMOihheX32y
インボイスを確定する
stripe invoices finalize_invoice in_1NVX6VHkjjhQpTMOihheX32y
インボイスの様子を確認する(カスタマー名の変更前)
サマリーの「請求書の詳細」は、「食いしん坊」となっている
支払いページの「請求先」は、「食いしん坊」となっている
請求書PDFの「請求先」は、「食いしん坊」となっている
支払い前にカスタマー名を変更する
stripe customers update cus_OI7BJbrMEAlWx0 \ --name="食いしん坊じゃないもん!!"
インボイスの様子を確認する(カスタマー名の変更後)
サマリーの「請求書の詳細」は、「食いしん坊」から変化なし
支払いページの「請求先」は、「食いしん坊じゃないもん!!」に変化した
請求書PDFの「請求先」は、「食いしん坊」から変化なし
支払いをしたあと、領収書PDFを確認する
サマリーの「請求書の詳細」は、「食いしん坊」から変化なし
請求書PDFの「請求先」は、「食いしん坊」から変化なし
領収書PDFの「請求先」は、「食いしん坊」になっている
さいごに
インボイスを利用した支払いについて、インボイスを作成したあとにカスタマー名を変更したときの動作を確認してみました。
支払画面など動的な画面は「その時点のカスタマー名」が表示されますが、請求書PDFや領収書PDFは「インボイス作成時点のカスタマー名」のままでした。 請求書PDFや領収書PDFの宛名を更新したい場合は、新しいインボイスを作成しましょう。