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Network Load Balancer (NLB)の DNS 解決設定とは
困っていること
マネジメントコンソールから NLB の「ロードバランサー属性を編集」画面を開くと、DNS 解決設定として「パブリック DNS」と「Route 53 Resolver」の二つが選択できますが、それぞれの動作の違いを教えてください。
どう対応すればいいの?
「パブリック DNS」と「Route 53 Resolver」は画面左側の各 DNS アフィニティー毎の動作を図示しているだけであり、選択した内容で NLB の設定が変更されるものではございません。 DNS アフィニティーの設定を検討する際の参考情報としてのみご参照ください。
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補足
DNS アフィニティーとは
Route 53 Resolver 経由で NLB の名前解決を行ったクライアントに対し、そのクライアントが存在するアベイラビリティーゾーン(AZ)上にある NLB の IP を優先して返す様に出来る設定が DNS アフィニティーになります。
レイテンシへの影響や追加料金が伴う AZ 間通信を抑制できる可能性がありますので、構成によって設定の有効化をご検討ください。
なお、設定可能な値は以下の三種類となっています。
- アベイラビリティーゾーンのアフィニティ
- 呼び出し元クライアントと同じ AZ にある NLB のIP を 100% で返す設定になります。同 AZ 上に正常な NLB が存在しない場合は、他の AZ の NLB の IP が返されます。
- 部分的なアベイラビリティーゾーンのアフィニティ
- 呼び出し元クライアントと同じ AZ にある NLB のIP を 85% で返しますが、残りの 15% は他の AZ の NLB が返ってくる可能性があります。
- 任意のアベイラビリティゾーン
- デフォルトの名前解決動作です。全ての正常な AZ の NLB の IP が返却される可能性があります。( 名前解決に Route 53 Resolver を利用しない場合は全てこの動作になります)