起動できないEC2インスタンスの内部の問題を調査する方法(Windows版)

起動できないEC2インスタンスの内部の問題を調査する方法(Windows版)

何らかの問題によりインスタンスが起動できない/ログインができない場合、当該EC2インスタンスにアタッチされているEBSを別のEC2インスタンスへアタッチすることで、調査が可能となる場合があります。本記事ではWindowsインスタンスでの方法について解説します。
Clock Icon2020.09.29

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困っていた内容

EC2インスタンスが起動できなくなりました。インスタンスのステータスチェックを確認したところ、「インスタンスステータスチェックの失敗」の状況であることがわかりました。 インスタンス内部に問題がある可能性があるため、OSやファイルシステムに問題がないかを確認する必要がありますが、EC2インスタンスが起動できないためログインができません。 起動不可となったEC2インスタンスの内部を調査するための方法はありますか?

どう対応すればいいの?

何らかの問題によりインスタンスが起動できない/ログインができない場合、当該EC2インスタンスにアタッチされているEBSを別のEC2インスタンスへアタッチすることで、調査が可能となる場合があります。

実施手順

この手順は、下記の前提において進めます。

  • インスタンスのステータスチェックに失敗したインスタンスがある
  • 上記のインスタンスとは別に、既に起動済みでログイン可能な調査用インスタンスがある
  • OSはWindows Server である

ステータスチェックに失敗しているインスタンスを停止する

ボリュームをデタッチするためには、当該インスタンスを停止する必要があります。

マネジメントコンソールの画面から、[アクション]-[インスタンスの状態]-[停止]を行います。

EBSをデタッチする

インスタンスの状態が[Stopped]になったことが確認できたら、EBSをデタッチします。

EBS コンソールへ移動後、アクションから「ボリュームのデタッチ」を選択します。

起動済みの別のインスタンスにEBSをアタッチする

起動されている調査用のEC2インスタンスに、先ほどデタッチしたEBSをアタッチします。

ボリュームをオンライン状態にする

リモートデスクトップを使用して Windows インスタンスにログインします。

Windows ボタンを右クリックし、Disk Managementユーティリティを起動します。

その後、アタッチしたボリュームをオンライン状態にします。

認識されたボリュームの内部を調査する

ボリュームの内部が調査できるようになりました。

参考資料

Windows で Amazon EBS ボリュームを使用できるようにする - Amazon Elastic Compute Cloud

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