[Talend]tCreateTemporaryFileを利用して一時ファイルを作成する

[Talend]tCreateTemporaryFileを利用して一時ファイルを作成する

今回はTalendのコンポーネント「tCreateTemporaryFile」による一時ファイルの作成を紹介したいと思います。
Clock Icon2018.12.11

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はじめに

こんにちは。DI部の大高です。

今回はTalendのコンポーネント「tCreateTemporaryFile」による一時ファイルの作成を紹介したいと思います。

前提条件

Talendのバージョンは「Talend Open Studio for Big Data」の「Version 7.1.1」で検証しています。

tCreateTemporaryFileについて

「tCreateTemporaryFile」を利用すると一時ファイルを作成することができます。また、設定によってジョブ終了時に自動削除することもできます。

「tCreateTemporaryFile」コンポーネントのTalend Helpページはこちらです。

tCreateTemporaryFile

では、具体的に以下で解説していきます。

ジョブの説明

「tCreateTemporaryFile」で一時ファイルを作成するだけのシンプルなジョブです。

「tCreateTemporaryFile」コンポーネントの設定

「tCreateTemporaryFile」コンポーネントの設定は、以下のとおりとなります。

実行終了後にファイルを削除

このオプションを有効にすると、ジョブ実行終了後に作成された一時ファイルを自動で削除してくれます。今回はファイル確認のため、無効にしました。

システムの一時ディレクトリを使用

このオプションを有効にすると「システムの一時ディレクトリ」に一時ファイルを保存するようになり、以下のように「ディレクトリー」の指定が不要になります。

ディレクトリー

一時ファイルを明示的に指定した「ディレクトリー」に作成したい場合は、こちらにパスを指定します。

テンプレート

一時ファイル名のテンプレートです。注意書きにある通り「XXXX」という文字列を含めると、その4文字はランダム文字列に自動置換されます。複数の一時ファイルを作成する場合には、推奨通りに「XXXX」という文字列を含めるとよいと思います。

なお、「talend_XXXXXX」のように6文字で指定した場合は、最初の4文字がランダム文字列に置換され、最後の2文字はそのまま「XX」として「talend_C5J2XX」のように出力されます。更に、「XXXX_talend_XXXX」のようにした場合には、「C5J2_talend_C5J2」のようになります。

サフィックス

ここで指定した文字が一時ファイルの拡張子になります。

実行結果

設定は以上です。実際にこのジョブを実行すると以下のようにファイルが出力されます。

c:\tmp\Sandbox\Components\tCreateTemporaryFile>dir
 ドライブ C のボリューム ラベルがありません。
 ボリューム シリアル番号は EC53-D1E9 です

 c:\tmp\Sandbox\Components\tCreateTemporaryFile のディレクトリ

2018/12/11  10:41    <DIR>          .
2018/12/11  10:41    <DIR>          ..
2018/12/11  10:41                 0 talend_C5J2.tmp

設定通り一時ファイルが作成されました!

まとめ

以上、「tCreateTemporaryFile」コンポーネントの紹介でした。

「tCreateTemporaryFile」コンポーネントはジョブ内でのみ一時ファイルを利用したい場合、有効に利用できるコンポーネントだと思います。

それでは。

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