『ゴジラ』に関するこれまでの過去データを可視化してみた

『ゴジラ』に関するこれまでの過去データを可視化してみた

Clock Icon2016.08.09

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

先日2016年07月29日に公開された日本映画『シン・ゴジラ』、皆様は御覧になられましたでしょうか。私も早速上映初日に観て来たのですが、初見で思いっきりハマってしまい、これまでに都合4回(IMAX@川崎→極上爆音上映@立川→MX4D@川崎→4DX豊洲)一気に観てしまいました。個人的には今年の鑑賞作品ランキングでダントツTOPです。社内でも鑑賞したという人が徐々に増えており、鑑賞済みメンバーでの専用チャット部屋を作成しネタバレトークを存分に楽しんでおります。

さて、今作『シン・ゴジラ』では日本が舞台となっており、作品中でゴジラによって様々な地域、建物が壊されていく訳ですが、ふと『これまでの作品の中で日本、または海外でどんな地域や建物が壊されて来たのだろうか?』とふと思いました。当エントリではそんな情報を収集し、『ゴジラ』シリーズの情報について可視化してみたいと思います。

対象データ範囲

今回の可視化にあたって対象とする作品の範囲は『これまでのゴジラシリーズ全作品』。下記Wikipediaに記載のある日本国内シリーズ28作+ハリウッド作品2作の合計30作品としました。(※最新作である『シン・ゴジラ』も入れてみたかったんですが、思いっきりネタバレになるのでやめておきました)

データ作成に当たっては、以下まとめ情報などを参考にしました。基本的には場所を洗い出し、その場所の緯度経度をWebサービスで取得、1件ずつ埋めて行くという地味地味アンド地味な作業で都合300件近く作成致しました。シリーズ作品中に出て来た架空の地名等についてはデータの取りようが無いので可視化データとしても除去しております。

海外作品については『この辺情報無いのかな〜』と思い過去作品を実際に観返してたのですが、観終わった後に同じようなサイト(ゴジラが破壊した/訪れた場所のまとめサイト)があったことに気付いたので活用させてもらう事にしました。:-)

Tableau Viz:ゴジラの破壊した建物や場所の一覧

Viz一発目が以下の内容となります。データについては日本及び海外のシリーズで表示を分けられるようにしてみました。こうしてみると国内上映作品でも海外を舞台をした作品もそこそこありますね。地図の背景については、『Mapbox』のアカウントを利用・連携して衛星写真&地名表示のスタイルを地図背景として表示してみました。(※地図のマウスによる移動操作、はShiftを押しながらマウス移動、若しくは地図メニューで『パン』を選んでください。)

Tableau Viz:ゴジラの『体長』の遷移

次いでのVizはこちら。第1作から最新作『シン・ゴジラ』までのゴジラの『体長』に関する情報をグラフ化してみました。『巨大化』の一途を辿っているかと思いきや、途中で一旦サイズが戻っていたんですね。そして最新作でのゴジラは日本・ハリウッド版を含めてのこれまで一番大きい体長(118.5メートル)となっています。

ちなみにこちらは画像で加工された過去作品を含めたゴジラの体長比較図。これは分かりやすいですねw

なるほどわかりやすい図 pic.twitter.com/mIfStbQ3fp

— 奏藤花⚓︎HMS提督 (@tsu_rugi) 2016年7月30日

Tableau Viz:国内作品に於ける観客動員数の遷移

上映開始後数日の後、以下の様な形で『ゴジラシリーズ、累計動員が1億人を突破』というニュースが出ていました。

8/1(月)までで「シン・ゴジラ」が動員71万人、興行収入10億円を記録!

この数字をもって…

国内ゴジラシリーズの累計動員数が1億人を突破しました!!

邦画実写シリーズでは初めての快挙とのことです!#ゴジラ #シンゴジラ pic.twitter.com/90VAWtTK2d

— ゴジラ (@godzilla_jp) 2016年8月2日

邦画実写映画初の快挙という事で、上記Wikipediaの情報から観客動員数の部分を抜き出して可視化してみました。

それがこちらです。『邦画』という括りなのでハリウッド版の2作品は除外しています。

数字を見てみると20000人分足りてないですが、上記リンクの中には

配給会社の東宝によりますと、「ゴジラ」シリーズは、平成16年に公開された28作目の「ゴジラ FINAL WARS」までの合計の観客動員数が、9929万人を超えていました。

と関連する記載箇所があります。最新作のデータ(ニュースで書かれている『71万人』)を追加する前の段階で9927万人となっていますので、この辺累計データとWikipediaの記載データに何らか齟齬・若しくは端数の積み重ねでこの差分が出てしまっていたのでしょうか。いずれにしても1億人というのは凄いですね。そして1作目(ゴジラ:1954年版)の961万人、3作目(キングコング対ゴジラ)の1255万人(!)というのも今では考えられないような物凄い数字です。

Tableau公式で展開されている『ゴジラ』

ここまではTableauに関する情報を集約して可視化していますが、実はTableau Softwareの中にも『ゴジラ』は潜んでいます。どこにいるかと言うと、『サンプルワークブック』の中です。Tableau Desktopを開き、データソースや既存ワークブックの一覧の中にある『サンプルワークブック』のうち、『日本分析』と言うワークブックを開きます。

tableau-godzilla-sample_01

幾つかタブが並んでいますが、この中にそのものズバリで『ゴジラ』というタブがあり、こちらを開くと以下の様な形でVizが現れました。こちらは1954年の『ゴジラ』に於けるゴジラの破壊した場所及び順序、更には場所に於ける地価の情報を連動させた形となっています。(※本当ならがこれの左側のヤツを最新作でやってみたかった...w)

tableau-godzilla-sample_02

まとめ

『ゴジラ』シリーズ計30作品のデータに関する可視化エントリでした。62年分30作品ともなるとやはりデータにも凄みがありますね。最新作については、追加であと2〜3回位観に行こうかなと思っております。こちらからは以上です。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.