Tableau 2018.1 新機能紹介:保存済みクラスタの再適合 #tableau

Tableau 2018.1 新機能紹介:保存済みクラスタの再適合 #tableau

Clock Icon2018.05.09

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

ごきげんよう。大阪オフィス唯一のDI部メンバー、tamaです。

2018年4月24日より、Tabelau 2018.1が正式版としてリリースされています。

弊社ではベータ版の時点から新機能に関するエントリを投下しておりますが、正式版リリースということで、さらに新機能に関してご紹介していきます。

今回はTableau Desktopの小さめの新機能「保存済みクラスタの再適合」をご紹介いたします。

クラスタの保存とは

Tabelauのバージョン10より、「クラスター分析」が手軽に実施できるようになりました。使い方は簡単で、アナリティクスペインの「クラスター」をドラッグするだけです。

まず、適当にビューを作成します。(今回の使用データはSuperstoreサンプルデータ(不具合修正版) |Tableau Community

そして、画面左のアナリティクスペインから「クラスター」をビューにドラッグすれば、それだけでクラスターが作成されます。

クラスタの数はTabelau側が自動で設定してくれますが、こちらで任意の数にすることもできます。今回はとりあえず4にしてみました。

これで売上と利益に応じた、都道府県別のクラスタ分けができました。クラスタを作成すると、マークシェルフにクラスタが表示されますが、実はこれをディメンション群にドラッグすることで、この時点のクラスタをグループディメンションとして保存することができます。

これが「クラスタの保存」です。

保存したクラスタを、そのデータに合わせて再適合する

この保存したクラスタですが、これはグループ扱いのため、他のビュー等で利用はできるのですが、データが変わっても中身が自動的に更新されることはありません。しかし、バージョン2018.1から、「再適合」という機能を使用することによって、クラスタを再計算することができます。

まず、先ほど作成したクラスタを使った、別のビューを作成します。

そして、ちょっとデータとビューを変えてみます。データは別シートを結合し、ビューの方は「製品」を「顧客名」に変えてみました。

それではここで、クラスタの再適合を行います。ディメンションにある保存済クラスタを右クリックし、「再適合」を選択して実行します。

すると、クラスタが変わりました。

一番最初のビューのクラスタは変わっていません。あくまで保存済のクラスタが再適合されています。

おわりに

今回は小ネタ気味の新機能をご紹介しました。Tabelauのクラスタ分析は、他の統計ツール等と比べると、あまり本格的ではありませんが、手軽に群分けしたい時に役に立ちますので、今回の機能も合わせて使ってみてください。

参考

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.