[レポート] イベント開催挨拶(Looker事業本部長 小澤正治氏) – Looker: BEACON Japan 2020 #BeaconJapan

[レポート] イベント開催挨拶(Looker事業本部長 小澤正治氏) – Looker: BEACON Japan 2020 #BeaconJapan

Clock Icon2020.09.04

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Looker社によるロードマップ、顧客事例、パートナー企業によるセッションが堪能出来るデジタルイベント『BEACON Japan 2020』が2020年09月03日から2020年09月24日までの毎週木曜日、計4日間に渡り開催されています。

当エントリでは、その中から2020年09月03日に発表されたセッション「Looker事業本部長 小澤正治氏によるイベント開催挨拶」のレポートをお届けします。

目次

 

セッション概要

公式ページで紹介されているセッションの概要情報は以下の通りです。

ご挨拶

登壇者:
・小澤 正治 - 執行役員 Looker事業本部長, グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
発表内容:
データの信頼性を担保しつつ、より幅広い人が扱える状態を目指し、どのように進めているかご紹介します。

 

セッションレポート

ここからは、当日に公開されたセッションの内容についてレポートします。

イベントのセッション動画については下記リンクにてアクセス可能です。

 

登壇者自己紹介とイベント全体のアジェンダ

Looker事業責任者の小澤です。

インターネット広告・デジタルマーケティング業界で経験を積み、2018年夏にLookerに参画致しました。Googleとは以前から何かと縁があり、2007年当時在籍していた企業がGoogleに買収され、そして2019年にもLookerがGoogleに買収されるという、2度のGoogleによる買収を経験した形となりました。

BEACON Tokyoは9月の毎週木曜午後3時〜5時の時間帯、4週連続で開催します。テーマは日毎に異なり、来週以降の日程は以下のような内容となっています。

  • 2020/09/10(木) - 「データエクスペリエンス」:パートナーセッションとしてSnowflake社とクラスメソッド社によるLookerとSnowflakeの組み合わせによるデータ活用基盤のメリットについてデモを紹介します。
  • 2020/09/17(木) - 「組み込み分析」:今まで放置されていたビジネスプロセスで生成される様々な収益化への道筋をお客様に語って頂きます。
  • 2020/09/24(木) - 「データモダナイゼーション」:データ活用基盤をコード化するためのポイントをCRMやマーケティング、営業支援といった 様々な業務課題の観点から紹介します。

 

Looker社(Looker Japan)のミッション

Googleが世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセス出来て使えるようにする、というミッションに対し、Lookerはその情報の利活用をコード化するのがミッションとなっています。海外でのコーポレートミッションとは少し異なり、日本では現在の状況も踏まえてあえてこのように意訳したメッセージとしています。

日本では現在Lookerを80社近くのお客様にご利用頂き、パートナー企業も30社を超え、海外での様々なユースケースを参考に、日本でも単なるBIツールでは無く、データベースに格納されている様々なデータを自在に処理し、データ活用のアクションまでも管理出来るデータ活用基盤としてご利用頂いています。

国内でLookerを導入頂いた企業様は以下となっています。ご覧の様に、Lookerはインダストリーや企業規模の大小を問わずご利用頂いています。デジタルトランスフォーメーションを見据えた検討をされた上でLookerの導入に至った、というお客様が多いです。

 

企業が対応すべきデジタル化のトレンドと今後の課題

デジタルトランスフォーメーションにLookerがどの様に貢献するのか。以下4つのトレンド軸で考えています。課題の優先順位は企業によって様々ですが、昨今のコロナ禍において、ニューノーマルを見据えた労働環境の構築は喫緊の、且つ失敗出来ない非常に大きな課題となっています。

これらの課題に対するデータの環境は大きく変わりつつあります。多種多様な大容量データを持つことも可能な時代になり今までサイロ化したデータを組み合わせ、データの価値を高めなければ企業内オペレーションのコード化はおろか、新たな事業想像における土壌すら構築出来ない世の中になってきています。つまり、デジタル化のトレンドに対応し、適用する過程において生まれたデータを上手く活用することが、何が起こる変わらない"ニューノーマル"における企業の柔軟性の対応力を強化し、企業としての競争優位性の源泉になると考えています。

ではまずどこから手を付けるべきなのか。様々な課題に手を付ける前に、データを企業活動の中心に置く、という企業カルチャーの変革無しには抜本的な解決に繋がる手は打てないと考えています。組織は人の集まりです。従業員体験を改善し、生産性を上げることが鍵となるのではないでしょうか。

 

デジタルトランスフォーメーションを支えるLookerのアーキテクチャ

企業が保有するデータをサイロ化せず、全ての従業員がデータにアクセスできる環境を作るには、データベースの構築が不可欠です。データベースに入っているデータをカタログ化し、ユーザー管理やアクセスコントロールの柔軟性を保持しつつ、セキュリティを損なわずに共通言語化するのがLookerの役割です。ニアリアルタイム性を実現するため、既存BIとは異なり、Lookerは「IN-Database」という"データを取り込まない"アーキテクチャを採用しています。これにより、"この瞬間"に生まれたデータを利用して、新たな顧客体験を生むようなデータの活用方法が実現可能となります。

 

日本のデータ活用促進を実現するための「Lookerのパートナーエコシステム」

Lookerは企業のデジタルトランスフォーメーション実現の強力なエンジンとなるのですが、インダストリー特有のデータセット、ユースケース、商習慣を考えると決して万能ではありません。この点を補うのがパートナーエコシステムです。

Looker BlocksやLooker Hubなどを提供する形で、Lookerと各テクノロジーパートナー様で勧めている実例も以下のような形で展開、または進行中です。詳しくは今後のパートナーセッションでの詳細な解説をお楽しみに。

  • Looker Blocks
    • Customer Experiencce Analytics by KARTE
    • Health Check Dashboard by Rtoaster
    • AD blocks by trocco
    • Driving safety Diagnosis by SmartDrive
    • Retail Analytics by True Data
  • Looker Action Hub
    • LINE WORKSによる追客対応 by ISID

このように、Lookerのパートナーエコシステムは単なる導入支援の枠に留まらず、データを軸としたシステムの連携や実装簡素化によるデータ活用の促進を容易に実現する取り組みとなっています。これからも日本独自のテクノロジーパートナー様との連携や協業を進めてまいります。

 

まとめ

という訳で、Looker社によるデジタルイベント「BEACON Japan 2020」、オープニングアクトとなるLooker事業本部長 小澤正治氏によるイベント開催挨拶セッションの紹介でした。

当イベントのセッションレポートは適宜、下記シリーズにて公開していきます。イベントセッション本編同様、こちらのイベントレポートも是非チェック頂けますと幸いです。

また、イベント2日目となる2020年09月10日には、弊社クラスメソッドより玉井励 a.k.a.たまちゃんSnowflake社 松下正之氏と共に『DXに最適な分析ソリューション』というタイトルで登壇致します。当日は是非ともこちらのセッションをチェックして頂けますと幸いです。

お申し込みはこちら

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