無料で5分で始められるGrafanaダッシュボードハンズオンを作成しました #devio2024

無料で5分で始められるGrafanaダッシュボードハンズオンを作成しました #devio2024

Grafana初学者に向けてダッシュボード構築の敷居の高さを乗り越えてもらえるよう、ハンズオンを作ってみました。
Clock Icon2024.07.22

「ダッシュボードやってみよ!、ってどこから手を付けたらええねん…」

Grafanaを初めて触った時、そう思った経験はありませんか?

私はあります( ー`дー´)キリッ

GrafanaはObservability(可観測性)プラットフォームとして高い柔軟性と100以上のデータソースに対応する高機能なプロダクトですが、その汎用性故か、最初のダッシュボードの構築に「なんか、難しいな…」と感じる人も多いのではないでしょうか。

そんな方々向けに、無料で5分で始められるGrafanaダッシュボードをリリースしたので、そのお知らせとなります。

ダッシュボードお手軽に始められるの?…!!
  ( ゚д゚) ガタッ
  /   ヾ
__L| / ̄ ̄ ̄/_
  \/   /

どんとこいやで。

ハマコーの中での問題意識

冒頭にも書きましたが、Grafanaのダッシュボード構築はそれなりにハードルが高いです。その敷居の高さを下げるためのテストデータやマニュアルも充実しているのですが、私の経験上、こういうGUI操作メインのものを学習するとき、圧倒的に「実際に手を動かして馴染んでもらう」ことが重要だと感じています。

そのための情報をいろいろ検索したのですが、動画やWebで公開されているものを一通りみても、情報が古かったり、手順の内容が省略されていたりして、初心者が手を動かして学べるにはキツイものが多かった印象です。

これだけ知名度が高く有用なプロダクトなので、Classmethod Odysseyというお祭りイベントでのハンズオン開催をきっかけに、初学者向けのハンズオン資料を作成してみました。

ハンズオン本体

GitHubに公開しています。こちらからアクセスしてください。

https://github.com/classmethod/grafana_dashboard_handson

ハンズオンの特徴(ハンズオン環境について)

ハンズオンを作成するときその環境をどういう前提にするのか悩むことが多いのですが、今回のGrafanaダッシュボードハンズオンでは、以下の理由でGlafana Cloudの無料アカウントを利用する前提としています。

  • できるだけ気軽にGrafanaに触れてもらう
  • 環境差異によってハンズオン内容が変わることを抑える

Docker版の利用なども検討したのですが、それはそれで環境構築が必要になるので、全てがブラウザで完結するGrafana Cloudをハンズオン環境として選定しています。

Grafanaのさらなる発展と今後に向けて

ハンズオン内容ですが、まだまだ不足していると感じています。特にTestDataソース以外への代表的なデータソースを使用したクエリの書き方について、頻出ですがまだ触れられていないので、そのあたりの拡充を予定しています。

  • InfulxDB
  • Prometheus

またこれはハンズオンを実施していただいた方にぜひお願いしたいのですが、お気軽にISSUE
を挙げてもらいたいです。

どんな小さなフィードバックや改善要望でも構いません。GitHubにはISSUEテンプレートも用意しているので適宜ご利用いただければと思います。もちろんPull Requestも大歓迎です。Grafanaに興味がある皆さんで、もっと良いものに仕上げていければ。

それでは、今日はこのへんで。濱田孝治(ハマコー)(@hamako9999)でした。

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