AWS re:Invent2013参加レポート #10  Andy Jessy’s セッション参加レポート

AWS re:Invent2013参加レポート #10 Andy Jessy’s セッション参加レポート

Clock Icon2013.11.15

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AWSのトップAndyさんが1時間、日本の参加者のために質問タイムを設けるというセッションです。

andy

最初の簡単な挨拶では日本について以下のようにのべておられました。

  • 日本リージョンは伸びている
  • 大企業、スタートアップ、中小企業だけでなく、政府機関も利用がはじまっている
  • しかし、AWSで出来ることはまだまだある

質疑応答することで、いろいろ深く知ることができるということですぐに質疑応答がはじまりました。事前に質問されいた項目に回答するところからはじまり、後半は参加者から直接質問を受けていました。写真を取るのを忘れたので、非常に省略しております。AWSの方からあとでレポートがでるということなのですが、それまで簡易版となります。御了承ください。

#1 同一サービスなのに日本だけでなく多くの国でうまくいっている理由は?

アマゾンのリテールサービスの経験を元にしている。 市場のアプローチで変える部分もあるが、変えなくてすむコアの部分がある。具体的には

  • 選択できること
  • 低価格でかえること
  • 迅速に手にいれられること

コンピューティングだと

  • セキュリティ
  • パフォーマンス
  • 可用性
  • プライス

は不変。もっともよい部分を一番安い価格でだしている。

#2 日本の第二リージョンの計画は?

東京以外のリージョンについては議論中。可能性はある。 なにをどの順番でやっていくかの整理が必要。リクエストを出してほしい。

(その場で必要か?という質問に対しては2/3くらいの人が手をあげていました)。

#3 マーケットプレースでソフトウェアを販売するための制限はいつなくなる?

今年の予定にはない。リクエストが強ければ変更もある。

#4 プライベートクラウドからのマイグレーションを加速させる戦略は?

簡単にVMをインポートできる方法を考えている。できるだけ早期に対応できる方法をだしたい。

#5 今後フォーカスする部分は?

インフラのビルディングブロックを提供することで、システム間の繋ぐ作業を減らす。 当然、お客様で作ることはできる。ただ、ブロックを提供することで手間をへらせる部分が重要。

  • RDSのPostgresリリースもワークロードを減らせる
  • AppStreamはMobile開発者がアプリケーションの差別化に関係ない作業をamazonが提供するという意図。
  • A/B、Mobile Push Serviceも同様

「顧客からのリクエスト」が元になる。

#7 いつ財政報告するのか?

(ここから参加者のその場での質問となります)。

していない理由は競争上の理由。いつかは出すでしょう。

#8 Jeff BezosとAWSの関係

AWSのビジネスは私(Andy)がおこなっているが、Jeffの下ではある。現時点でそれほどJeffがはいってくることはない。

#9 新しいサービスをランチするときにQAはどのようにおこなっているのか?

プレスリリースからはじまる。(AWSの人に確認したところ内部向けに何をどのようにリリースするかを詳細に書いたものをプレスリリースと呼ぶそうです。外部には公開されません)
どのようなサービスが必要なのか徹底的に議論する。
才能溢れる(といってた気がします)チームがサービスを作成する。
作成したら完了というわけではなく、サービスを利用するであろう顧客を選び、徹底的にレビューをしてもらう。必要であれば内部についても説明し、納得できるサービスを作りあげる。

(60週ということを言っていた気がしますが、それだけかけている感じはするサービスだとはおもいます)。

#10 今回のリリースを一言で言うと?

一言ではいいづらい。AWSのビジネスは非常に幅広く深い
「お客様が出来るだけつかってもらうように」 という点に注力している。

その後、innovation as a service がいいのでは? という意見が参加者から出ていて、それはよいねといっていました。

#11 Workspaceの戦略について

過去20ヶ月間で提供してほしいサービスとしてDaaSのリクエストが多かった。

  • Virtual Desktopはセキュリティを保ちやすい。
  • オンプレミスはセットアップ費用と保守コストもかかる。

これをマネージドサービスで提供することを考えたものが WorkSpace

#12 今後5年、10年先で興味を持っているサービスは?

人が目の前にいるようにできるデバイスなど、モバイルはまだまだこれから先があると考えている。また、ビッグデータの解析、どのように大きなデータを扱えるかという点には改善の余地が大きいとおもう。

#6 AWSの日本市場の今後は?

(最後に#6の質問で日本のAWSチームもふくめて質問とのことでした。)

日本は予想を越える成長をしている。熱意、技術、すばらしい。 これから全ての国でのばしていきたいと思っている。そのためにフィードバックを必要としている。 最後にみなさまとのパートナーシップに感謝しています。

感想

ほがらかさと知性が同居する方でした。ほぼ、どの質問への回答でも「顧客の要望」という言葉がはいっていました。AWSは機会があるごとにフィードバックを求めると感じていますが、トップから徹底しているんだと感じました。あとアンディさんは炭酸は飲まないと強く主張されていました。尊敬します。

最後に

写真は比企様からおかりしました。ありがとうございます。

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