[新機能] Amazon S3 Glacier Instant Retrievalストレージクラスが追加されました #reinvent

[新機能] Amazon S3 Glacier Instant Retrievalストレージクラスが追加されました #reinvent

こんにちは。サービスグループの武田です。Amazon S3のストレージクラスに新顔Glacier Instant Retrievalが登場しました!
Clock Icon2021.12.01

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こんにちは。サービスグループの武田です。

みなさんAmazon S3はよく使うサービスのひとつかと思われます。それでは提供されているS3のストレージクラスは何個でしょうか?答えば7個です。これまでは。でも今日からは8個になりました!その名も Glacier Instant Retrieval 。Glacierという名前からも分かるとおりアーカイブ向けのストレージクラスとなります。

他のストレージクラスと比較しながらポイント整理

他のストレージクラスと比較することでGlacier Instant Retrievalの特徴を押さえましょう。

  • スタンダードや標準-IAと同様ミリ秒単位のアクセス
    • Glacier Flexible Retrievalは数分から数時間
  • 標準-IAと比べ最大68%のストレージコスト削減
    • 東京/大阪リージョンでは、標準-IAが$0.0138、Glacier Instant Retrievalが$0.005(per GB-Month)のため約64%安い
  • Glacier Flexible Retrievalは1年に一度程度のアクセス、Glacier Instant Retrievalは四半期に一度程度のアクセスを想定
  • 99.99%の可用性と99.999999999%の耐久性を実現するよう設計

一言でまとめれば標準-IAとGlacier Flexible Retrievalの中間という立ち位置ですね。オブジェクト取得などに係るリクエスト費用もちょうど間になっていました。医療画像やゲノミクスデータなどすぐにアクセスする必要のあるアーカイブデータなどが主な対象となるようです。

まとめ

Glacier Flexible Retrieval(旧称Glacier)、Glacier Deep Archiveに続きGlacier Instant Retrievalが登場しました。これでS3のGlacierストレージクラスも3つとなり、アーカイブ用途にも選択肢が増えたことになります。それぞれアクセスに係る時間やストレージコストなどが異なるため、保存したいデータの特性に合わせて適切に選択したいですね。

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