QuickSightテーブル計算関数に日時比較計算・累積計算が追加されたので使ってみた

QuickSightテーブル計算関数に日時比較計算・累積計算が追加されたので使ってみた

Clock Icon2022.03.07

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いわさです。

タイトルのとおりですが、計算フィールドで日時比較・累積の計算関数が追加されました。

データセットに同一行内での計算を行う計算フィールドを追加することが出来ますが、今回のような他の行に関連した計算(比較や累積、集計など)フィールドを追加することも出来ます。

計算フィールドの追加方法

一部計算関数はデータセット編集時に計算フィールドとして利用することが出来ません。

ですので、分析画面で計算フィールドを追加する必要があります。

比較計算

年月毎の売上集計データみたいなものがあったとして、そちらに計算フィールドを追加してみます。

periodOverPeriodDifference - Amazon QuickSight

periodOverPeriodDifference(sum(Sale), Date, MONTH, 1)

ここではSaleの月ごとの合計に対して1ヶ月前のデータとの比較を行っています。
offsetをデフォルトの1とし、periodMONTHとしているので、前月データとの差分を比較しています。

仮にoffsetを2にすると2ヶ月前データとの比較となります。

periodOverPeriodDifference(sum(Sale), Date, MONTH, 2)

期間をMONTH以外でも確認してみます。
年合計の翌月との差分です。

periodOverPeriodDifference(sum(Sale), Date, YEAR, 1)

累積計算

次は累積関数です。
これは指定した期間を区切りに累積した計算フィールドを追加することが出来ます。

periodToDateSumOverTime(sum(Sale), {Date}, YEAR)

以下は年で区切りました。

こちらは四半期(QUATER)での区切りです。

periodToDateSumOverTime(sum(Sale), Date, QUARTER)

さいごに

本日は日時比較計算・累積計算が追加されたので使ってみましたが、分析から追加する計算フィールド良いですね。
データセットからの計算フィールドを追加することが多かったのですが、分析が追加できる機能を使いこなせるとより柔軟な分析が出来そうですね、使いこなしていきたい。

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