[Looker]labelの宣言場所における違いをまとめてみる #looker

[Looker]labelの宣言場所における違いをまとめてみる #looker

Clock Icon2020.11.11

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Lookerのlabelパラメータは、宣言する場所によって挙動が異なります。

以下の4つのパターンに分けられるため、この4つの違いをまとめてみます。

  • 各種フィールドパラメータ内(dimension、measure等)
  • viewパラメータ内
  • exploreパラメータ内
  • modelファイル直下

labelの主な用途

始めに、labelの主な用途をまとめておきます。(どのパターンでも基本的な用途が似ているため、この章でまとめてしまいます。)

Lookerでデータモデルを定義する際の基本方針として「ユーザーフレンドリーであること」が挙げられます。

この方針をより具体的にすると、「Lookerを使ってグラフを作成するユーザーが滞りなく使いたいデータを探すことができ、データの内容も理解でき、正しいグラフをかけること」という内容になると思います。

ここで、modelファイル名、各種フィールド、viewなどの定義は、接続先のDBのテーブル情報をそのまま使用することも多いため、そのままだとユーザーからわかりづらい場合があります。

そういったときにlabelを用いて、フィールドやviewなどをユーザーに馴染みのあるビジネス用語、社内用語に置き換えてあげると、ユーザーにとってよりLookerが使いやすくなると思います。

各種フィールドパラメータ内

仕様(dimension、measure)

dimensionやmeasureにlabelを使用すると、Explore画面上のフィールドピッカーでの表記が、labelで指定した内容になります。

実際の画面を見てみましょう。

「order_id」というdimensionに対して、labelを追加してみます。

まず、labelを入れていない場合、Explore画面上のフィールドピッカー内では定義したdimensionの名称である「order_id」がそのまま表示されます。

続いて、このorder_idのdimensionの中で「label: "注文番号"」と追記してみます。 すると、フィールドピッカー内での表記がlabelで指定した内容に置き換わりました!

仕様(dimension_group)

一方、dimension_groupは階層構造を持つ少し変わった仕様のため、こちらもlabelを入れることでどう変化するのかを確認してみます。

「created」というdimension_groupに対して、labelを追加してみます。

labelを入れていない場合、dimension_groupとして定義した名称がフィールドピッカーの上位階層に表示され、下位階層に設定したtimeframeが表示されます。

ここでdimension_groupに「label: "レコード生成時間"」と追記すると、フィールドピッカーの上位階層の名称がlabelで指定した内容に置き換わりました! 下位階層には何も影響が出ていませんね。

viewパラメータ内

viewパラメータ内でlabelを使用すると、Explore画面上で左側のフィールドピッカーの最上位階層がlabelで指定した内容に変わります。

実際の画面を見てみましょう。

「order_items」というviewに対して、labelを追加してみます。

まず、labelをつけていない状態だと、下図のように表示されます。 Explore画面上のフィールドピッカーの最上位階層に、viewの名称が表示されていますね。

続いて、viewパラメータの中に「label: "注文アイテムデータ"」と入れてみます。 すると、下図のように設定したlabelがフィールドピッカーの最上位階層に表示されるようになりました!

exploreパラメータ内

仕様

exploreパラメータ内にlabelを使用すると、 Looker画面上部のExploreを押したときに、explore名が表示されるところが、 設定したlabelの内容になります。

実際の画面を見てみましょう。

「events」というexploreに対して、labelを追加してみます。

まず、exploreパラメータ内にlabelを定義していない場合は、下図のように表示されます。exploreパラメータで定義した名称がそのまま表示されていますね。

続いて、exploreパラメータ内に「label: "イベント情報"」と入れてみます。 すると、explore名が表示されていたところが、設定したlabel名に置き換わりました!

modelファイル直下

仕様

modelファイルの直下にlabelを使用すると、 Looker画面上部のExploreを押した時にmodelファイル名が表示されるところが、 設定したlabelの内容に変わります。

実際の画面を見てみましょう。

「modelファイル名:super_store_jp.model」という前提の元、確認します。

まず、modelファイルの直下にlabelを何も入れていない場合は、下図のように表示されます。modelファイル名が赤枠内に表示されていますね。

続いて、modelファイルの直下に「label: "スーパーストア_日本語ver"」と追記してみます。すると、下図のように設定したlabel名に置き換わりました!

最後に

いかがでしたでしょうか! labelや、先月投稿したview_labelは、4つもパターンがあって正直困惑する人も多いのではないかと思います…

そんな方に、このブログが少しでも参考になれば幸いです。

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