[小ネタ]WorkSpacesのディレクトリが消せないし理由も分からない?そんな時はAWS Directory Serviceを見てみよう

[小ネタ]WorkSpacesのディレクトリが消せないし理由も分からない?そんな時はAWS Directory Serviceを見てみよう

「WorkSpacesからディレクトリを削除しようとしたら怒られた……けどその原因がよく分からないぞ?」といった事、ありますか?見事、上記の状況に陥ってしまったのでその際の解決方法と、似たような事象に出会った時にお役に立てるかもしれない情報をまとめました。
Clock Icon2019.12.27

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ここを書くのは本当に久しぶりですね。
皆さんお久しぶりです。年の瀬に見事インフルエンザ疑惑でとんだ目にあった、AWS事業本部のShirotaです。

▲ どこから拾ってきたんだか。皆さまはお気をつけ下さい

散々な年の瀬ですが、 AWS環境くらいは大掃除しよう と思いリソースの棚卸しをしていたところ小ネタを見つけましたのでまとめておきたいと思います。

WorkSpacesのディレクトリがどうも消せない

検証作業に使ったWorkSpacesのディレクトリを削除しようとしたところ、エラーが出ました。

▲ 思わず「え?」と声が出ました

上記のエラーを見る限りでは「ディレクトリを削除する前に登録を解除してね」と言われているようですが、これまた画像を見返してみると分かる通り、登録は解除されています。

AWSの公式ガイドを見たところ、以下のような記述がありました。

Amazon WorkSpaces でディレクトリの使用が終了したら、登録を解除できます。ディレクトリを削除する前に、ディレクトリの登録を解除する必要があります。ユーザーに割り当てられた Amazon WAM アプリケーションがある場合、ディレクトリを削除する前にこれらの割り当てを削除する必要があります。

Amazon WorkSpaces へのディレクトリの登録

……のですが、現在(2019年12月27日現在)、Amazon WAMアプリケーションは東京リージョンに対応していません。
よって、東京リージョンのディレクトリが消せない今の状況とは関係なさそうでした。
同様の事象に困っていてWAMアプリケーションに対応しているリージョンのディレクトリが消せなくなっている方は、こちらも確認してみる事をオススメします。

そんな訳で、 そもそもディレクトリが削除できない原因が分からない といった状況に陥ってしまった私でしたが、調べていく中で上記の解決方法とディレクトリの削除の両者を解決する事ができました。
解決方法と似たようなケースの時に取ると良いかもしれない行動についてを、簡単にお話しいたします。

AWS Directory Serviceから削除しようとしたら解決した

瞬殺ですが、これでした。
タイトルにも書いた通り、WorkSpaces内のディレクトリの項目ではなくDirectory Serviceから該当のディレクトリを削除しようとしてみました。

▲ WorkDocsで引っかかっていた事が判明

WorkDocsのコンソールに移動して、サイトを削除します。

▲ 削除を選ぶと……

▲ 嬉しいことに、ディレクトリの削除もまとめてやれる!

削除を実行すると、WorkDocsのサイトとディレクトリの削除が同時に実行されました。
AWSアカウントの大掃除としては大成功です。

使った記憶のないWorkDocsのサイトが何故ある?

そもそも、今回心当たりのないWorkDocsのサイトが何故あったのかについても折角なので触れておこうと思います。

WorkSpacesのディレクトリを登録する際に、以下のポップアップが表示されます。

▲ しっかり自分の手で有効化していました

この時に、WorkDocsでの利用を有効化していた事が響いていました。
一度有効化してディレクトリを登録すると、解除してもWorkDocsのサイトは削除されません。
これも、個人的にはちょっとした学びだったので備忘録として記録させて貰いました。

原因がハッキリしない時は大元のサービスを見に行こう

今回気になった事は、「エラーメッセージを見ても原因が分からない事がある」という事です。
こうなってしまうと、エラーメッセージを検索しても解決の糸口は狭まってしまうし「詰んだ!」と思う事もあるのではないでしょうか。
全てのこのようなパターンでの解決策になる訳ではありませんが、 リソースの大元であるサービスのコンソールを見に行く 事は有効な解決手段の一つになり得ると思いました。
今回は「WorkSpacesからディレクトリが削除できない」だったので、そのディレクトリを管理している大元のサービス「AWS Directory Service」を見に行きました。
エラーの根本原因が分からなく、そのサービスが大元のサービスをラッピングした物だったりした場合には大元を見に行ってみましょう。

似たような状況で困っている方の助けになれば幸いです。

▲ 綺麗さっぱり、良いお年を!

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