Zendesk Guideテーマの編集結果をローカルで確認できるようにする
Zendesk Guideのテーマファイルを編集した際、その結果をローカル環境で確認できるようにするため、こちらの内容を参考に準備してみました。
Zendesk APIの準備
Zendesk Supportを開き、メニューの 管理
> チャネル
> API
を選択します。
表示される画面の 設定
タブを選択します。
そして、 トークンアクセス
を有効して、 APIトークンを追加
をクリックします。
APIトークンの説明を入力したら、表示されているAPIトークンの値を控えておきます。
控えたら 保存
ボタンを押します。
Zendesk Apps Tool(ZAT)のインストール
こちらを参考に実施いたしました。
https://develop.zendesk.com/hc/en-us/articles/360001075048
Rubyのインストール
ZATを使うためにRubyが必要で、下記であるとのことですので、インストールされているRubyを確認します。
ZAT supports Ruby 2.1 or later on macOS and Ubuntu, and Ruby 2.3 only on Windows.
$ ruby -v ruby 2.6.3p62 (2019-04-16 revision 67580) [universal.x86_64-darwin19]
インストールされていたので、このまま進めます。
ZATのインストール
rakeのインストール
マニュアルに記載のコマンドを実行します。
$ sudo gem install rake
ZATのインストール
マニュアルに記載のコマンドを実行します。
$ sudo gem install zendesk_apps_tools
ZATがインストールされたことを確認します。
$ zat -v 3.8.1
sasscのインストール
CSSをカスタマイズする際にSASSファイルをコンパイルする必要があるため、下記に記載されているコマンドでsasscをインストールします。
https://github.com/zendesk/copenhagen_theme#using-sass
$ sudo gem install sassc:1.12.1
インストールされたらSASSファイルをコンパイルしてみます。
テーマファイルのルートディレクトリに移動し、下記を実行します。
$ ./bin/compile.rb
このようになれば成功です。
Done :)! Created /style.css file
copenhagen_themeのダウンロード
Zendesk Guideのテーマファイル(コペンハーゲン)をリポジトリからダウンロードします。 https://github.com/zendesk/copenhagen_theme
任意のディレクトリにファイル一式を配置します。
ローカルでプレビューしてみる
ターミナルを起動し、テーマファイルの配置場所へ移動します。
cd copenhagen_theme-custom
下記コマンドを実行します。
$ zat theme preview
画面上で Zendesk subdomain
、 username
、 password
を聞かれるので入力します。
username
、 password
はAPIトークンでもアクセスできますので、そのようにいたしました。
このような入力になります。
Enter your username: [email protected]/token Enter your password: e8Pvy0pvGzE8meUQxWgjIYkjr
入力内容が受付されると、処理が進みます。
Generating Generating theme from local files Generating OK Uploading Uploading theme Enter your Zendesk subdomain or full URL (including protocol): ***** Enter your username: *****@classmethod.jp/token Enter your password: Uploading OK Ready https://*****.zendesk.com/hc/admin/local_preview/start You can exit preview mode in the UI or by visiting https://*****.zendesk.com/hc/admin/local_preview/stop == Sinatra (v1.4.8) has taken the stage on 4567 for development with backup from Thin Thin web server (v1.7.2 codename Bachmanity) Maximum connections set to 1024 Listening on localhost:4567, CTRL+C to stop
このURLにブラウザでアクセスします。
Ready https://*****.zendesk.com/hc/admin/local_preview/start
画面がプレビュー表示されました。
プレビュー画面のヘッダーメニューでページごと、権限ごとの表示切替ができるので、便利です。
ソースコードを変更して保存すると、変更結果が反映されます (枠で囲った部分を変更しました)
補足:ZATのインストール(Windowsの場合)
Zendeskの推奨は、Ubuntu for Windows 10とのことですので、その手順で試してみました。
Windows10でBash shellのセットアップ
開発者用モードをONにする
Windowsの管理メニューの 開発者向けメニュー
を選択して 開発者用モード
をONにします。
確認メッセージが表示されますので、 はい
を選択します。
PCを再起動します。
PowerShellを管理者として実行
Windowsの検索ボックスに PowerShell
と入力し、結果からWindows PowerShellを右クリックして、 管理者として実行
を選択します。
下記コマンドをPowerShellで実行します。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
実行後、PCを再起動します。
Ubuntuをダウンロード
Microsoft Storeにアクセスして行います。 ここからダウンロードいたしました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/ubuntu-1804-lts/9n9tngvndl3q?activetab=pivot:overviewtab
インストールボタンを押してダウンロードされるのを待ちます。
Ubuntuを起動する
インストールが完了したらUbuntuを起動します。 Microsoft Storeアプリの一覧から起動するか、スタートメニューのプログラムからUbuntuを選択して起動します。
このような画面が出るので、しばらく待ちます。
Ubuntuのユーザー作成を求められますので、ユーザー名とパスワードを入力します。
ユーザーをubuntuとしました。 (入力したパスワードを誤ってしまい、やり直しております)
Rubyのインストール
PowerShellを起動し、下記を実行していきます。
bash
$ sudo apt-get update
パスワードは先ほど作成したユーザーのものを入力します。
$ sudo apt install ruby ruby-dev gcc g++ make zlib1g-dev
(補足) ZATのインストールの際にいくつかのビルドエラーが発生したため、必要なものを追加しております。
Rubyがインストールされたことを確認します。
$ ruby -v ruby 2.5.1p57 (2018-03-29 revision 63029) [x86_64-linux-gnu]
rakeのインストール
$ sudo gem install rake
ZATのインストール
$ sudo gem install zendesk_apps_tools
ZATがインストールされたことを確認します。
$ zat -v 3.8.1
sasscのインストール
CSSをカスタマイズする際にSASSファイルをコンパイルする必要があるため、下記に記載されているコマンドでsasscをインストールします。
https://github.com/zendesk/copenhagen_theme#using-sass
$ sudo gem install sassc:1.12.1
インストールされたらSASSファイルをコンパイルしてみます。
テーマファイルのルートディレクトリに移動し、下記を実行します。
$ ./bin/compile.rb
このようになれば成功です。
Done :)! Created /style.css file
開発者用モードをOFFにする
元に戻しておきます。
開発者用モードをOFFにしたら、PCを再起動します。
ローカルでプレビューしてみる
PowerShellを起動し、下記を実行します。
bash
Ubuntuのホームディレクトリは、Windows環境の C:\Users\ユーザー名
になっておりますので、
Zendesk Guideのテーマファイル一式をホームディレクトリに保存しておきます。
テーマファイルを保存したディレクトリへ移動します。
cd copenhagen_theme-custom
プレビューを起動させます。
zat theme preview
以降の手順はmacの場合と同じですので、割愛します。