Amazon Echoの公式シミュレーター「Echosim.io」が日本語に対応!

Amazon Echoの公式シミュレーター「Echosim.io」が日本語に対応!

Clock Icon2017.11.16

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2017/11/21 招待されていないAmazon.co.jpアカウントでもalexaアプリにログインできることが確認されましたので該当箇所を修正しました。

寒気の候, 冬が近づき、風のある日は寒気が身にしむようになりましたが、お変わりなくご活躍のことと存じます、せーのです。

今日はAmazon Echoのシミュレーターとして大変使いやすいWebアプリ「Echosim」のお話です。

ついに日本語化

Alexaの開発者ポータルでスキルの開発を初めている方は気づいている方も多いですが、開発者ポータルは既に日本語スキルの開発に対応しています

さらに今までAmazon.comアカウントのみログインできた開発者ポータルがAmazon.co.jpアカウントにも対応したことにより、日本人開発者による日本語スキルのハードルがグッと下がっています。
現在でも開発者ポータルを使って日本語スキルを公開することは可能ですが、肝心のEchoが招待制による販売のため、サービスシミュレーターによるテストのみで実機テストがなかなか難しい状況でした。

今回このシミュレーター「Echosim.io」が日本語に対応したことにより、模倣ではありますが実機以外での日本語音声によるスキルの操作が可能となりました!

できること、できないこと

このEchosimでは「ビルトインスキル("今何時?"や"◯◯について教えて"等Amazonが作成しデフォルトで搭載されているスキル)」と呼ばれる一般的なEchoの操作とサードパーティが作成したスキルの操作が可能です。つまり手元にEchoがあるのと同じ動作を行うことが可能となります。

ここから結構ややこしいので図にしてみました。開発者ポータルにて自作のスキルを作成する際、スキルをストアに公開する前に実機でテストすることができます。その際はAlexaアプリの操作は必要なく、開発者ポータル側でテストモードをONにすると、自動的に同じアカウントのAlexaアプリのみでそのスキルが有効化されます。
つまり、そのアカウントで開発者ポータルにログインし、自分で作ったスキルであればEchosimから確認することができるのです。

ちなみに色々実験してみた結果、カスタムスキル、フラッシュブリーフィングスキルは問題なく動きました。ただAudioPlayerAPIを使用したスキルの場合はEchosimから直接音楽を流すことは出来ませんでした。その代わり、EchosimのConsoleを開くと、どのURLがAlexaから返ってきているかを確認することはできました。

このURLをコピーしてブラウザに貼り付けることで音楽ファイルのチェックをすることも出来ました。

これで大体の種類のスキルはチェックできそうですね。

Echosimの日本語化 = AVSの日本語化

このEchosimのコンソールを見てみるとサービスシミュレーターのようなLambdaのレスポンスではなく、SpeakerオブジェクトやSpeechRecognizerオブジェクト等Alexaが対応デバイスに返すレスポンスがそのまま表示されていることがわかります。
つまりEchosimはAVS(Alexa Voice Service)で動いていることがわかります。
これは裏を返すと「AVSが日本語に対応している」ということを表します。そうです、先日AVSの日本語対応が発表になっているのです。現在はデベロッパープレビューの申請が必要なベータ版ですが、こちらがGAになれば誰でも手元のラズパイなどでも日本語によるAlexa搭載ガジェットが作れます。夢が広がりますね。

試してみよう

EchosimのURLはそのものズバリの

https://echosim.io/

です。Echoが来るまで待ちきれない人は是非ともこのサイトで一足先に遊んでみましょう! またスキルを開発している方で「サービスシミュレーターからだとLaunch Requestが直接叩けないんだよなー」「文章では動くけどこれ、本当に音声で動くの?」という方は、是非ともこのシミュレータで自分のスキルを試してみてください。

参考リンク

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