Elastic Beanstalk環境のタグ設定変更が可能になりました

Elastic Beanstalk環境のタグ設定変更が可能になりました

Clock Icon2017.10.13

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はじめに

AWSチームのすずきです。

Elastic Beanstalk のアップデートにより、作成済みElastic Beanstalk 環境に対する、タグの追加、変更、削除が可能となりましたので、紹介させていただきます。

Release: Elastic Beanstalk Support for Updating Environment Tags on October 13, 2017

GUI

設定

  • AWSコンソールのElastic Beanstalk 画面より、タグ設定対象の環境を選択し、「タグ」画面で設定が可能になりました。

eb-tag-update-01

確認

Elastic Beanstalk

  • 追加したタグ情報の確認、変更、削除が可能です。
  • Elastic Beanstalk 環境作成時に指定したタグはグレーアウトされていて、変更、削除が制限されています。

EC2

  • 起動したEC2インスタンスにタグが追加されています。

eb-tag-update-02

ELB

  • Elastic Beanstalk で起動したELB、今回ALBを利用しました。
  • ロードバランサ、ターゲットグループ共、指定したタグが反映されています。
ロードバランサ

eb-tag-update-04

ターゲットグループ

eb-tag-update-05

CLI

aws-cli

  • 2017/10/13 リリースのバージョン1.11.170にて、今回のアップデートに対応しました。
  • 最新のAmazonLinux 2017.09にバンドルされているaws-cliのバージョンは1.11.132。今回は「pip」を利用し、最新バージョンのCLIを利用しました。

最新バージョン導入

pip install awscli --upgrade --user

バージョン確認

$ aws --version
aws-cli/1.11.170 Python/2.7.12 Linux/4.9.51-10.52.amzn1.x86_64 botocore/1.7.28

update-tags-for-resource

  • タグの追加、変更、削除は「update-tags-for-resource」で可能です。

追加、変更

aws elasticbeanstalk update-tags-for-resource \
--resource-arn 'arn:aws:elasticbeanstalk:ap-northeast-1:************:environment/nginx-ssl/nginx-###-###' \
--tags-to-add 'Key=CmBillingGroup2,Value=nginx-aaa'

削除

aws elasticbeanstalk update-tags-for-resource \
--resource-arn 'arn:aws:elasticbeanstalk:ap-northeast-1:************:environment/nginx-ssl/nginx-###-###' \
--tags-to-remove 'CmBillingGroup2'

list-tags-for-resource

aws elasticbeanstalk list-tags-for-resource \
--resource-arn 'arn:aws:elasticbeanstalk:ap-northeast-1:************:environment/nginx-###/nginx-###-###'
{
"ResourceArn": "arn:aws:elasticbeanstalk:ap-northeast-1:************:environment/nginx-###/nginx-###-###",
"ResourceTags": [
{
"Value": "nginx-###-###",
"Key": "elasticbeanstalk:environment-name"
},
{
"Value": "nginx-###",
"Key": "CmBillingGroup"
},
{
"Value": "e-########",
"Key": "elasticbeanstalk:environment-id"
},
{
"Value": "nginx-###-###",
"Key": "Name"
}
]
}

まとめ

従来より、Elastic Beanstalk環境の作成時にタグを設定する事は可能でしたが、 その変更にはElastic Beanstalk環境の再作成を必要としていた為、利用の敷居は高くなりがちでした。

今回のElastic Beanstalkのアップデートにより、タグの設定が実施しやすくなりました。 EC2やELBなどのリソースの分類や、適切な管理に役立つタグ機能、Elastic Beanstalk環境でも、ぜひご活用下さい。

【AWS】EC2をリソースレベルでアクセス許可してみた

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