[小ネタ]CloudWatch Selector を利用して、グローバルサービスのメトリクスをすっと確認する!

[小ネタ]CloudWatch Selector を利用して、グローバルサービスのメトリクスをすっと確認する!

Clock Icon2019.11.18

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こんにちは 園部です。

みなさん、先日リリースされた CloudWatch クロスアカウント、クロスリージョンダッシュボード機能はチェック済みでしょうか?!

弊社メンバーの記事にも書いてあるように、マルチアカウント・マルチリージョンにまたがったサービスを管理されている方にとっては、とても有益なサービスではないかと思います。

一方、うちはまだマルチアカウントでも、マルチリージョンでもないからこの機能は関係ないかなと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんなことありませんよ!!

今回追加となった機能の中で、アカウント、リージョンを選択する Selector をコンソール画面に追加することができます。この Selector を利用して、グローバルサービスのメトリクスを "すっ" と確認することが可能です。

グローバルサービス

CloudFront や Route53(以下、R53) 、TrustedAdvisor などの特定リージョンに限定されないグローバルなサービスのメトリクスは、「バージニア北部」リージョンの CloudWatch に集約されます。

ダッシュボードに表示する分には、「発信元」タブに以下のように直接指定することで表示が可能でした。

メトリクスで見るには、コンソールのリージョンを変更する必要があり、「あれ?このサービスのメトリクスどこで見るんだっけ?」とうっかりさんになる時があります。しっかり者の方は、事前に必要なメトリクスをダッシュボードに表示するなど工夫されているかなと思います。

今回、 Selector を利用することで、この悩みが解消されました!(嬉しくないですか?)

やってみる

設定

CloudWatch > 設定 > Configure

View cross-account cross-region > Enable

Show selector in the console にチェックを入れ > Account Id Input を選択 > Enable

このように設定が変更されています。

CloudWatch コンソール

デフォルトでは、コンソール右上で指定したリージョンのメトリクスが表示されます。

Selector で、「バージニア北部」を選択します。

コンソールのリージョン設定は、「東京」のまま、グローバルサービスのメトリクスを確認することができます。もちろん、他のリージョンのメトリクスとクロスさせて表示することも可能です。

すっと見れて便利! 嬉しい!!

さいごに

re:Invent 2019 も近付いてきて、たくさんのアップデートが出てきていますね。以前は出来なかったことが出来るようになるのも AWS の魅力の一つかと思います!これから、どんなサービス・アップデートが出てくるのか楽しみです!

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