【AWS認定試験】IT未経験からのスタートでもクラウドプラクティショナーに合格できた!

【AWS認定試験】IT未経験からのスタートでもクラウドプラクティショナーに合格できた!

IT未経験からのAWS学習でも挫折しないために考えたことや、悩みながら学習したプロセス、役立った学習材料などを書いてみます。
Clock Icon2021.07.23

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はじめに

未経験からAWSの学習を始めましたが、なんとか初のAWS認定試験クラウドプラクティショナーに合格することができました! 非エンジニアのポジションではありますが、技術的な問題以外で困っているお客様のサポートの役に立てればと思いチャレンジしました。同じように未経験からAWS学習に取り組んでみたいと思っている方の何かの役に立てればと思い、自分の学習方法を振り返って書いてみます。

挫折しないために

未経験からのIT学習は外国語学習だと思うようにした

AWSの学習を始めるにあたり、まず初めに手に取ったのは書籍と公式ドキュメントでした。しかし、知らない用語が沢山並んでいて、何度読んでも頭に入ってきませんでした。日本語なのに、「ちょっと何言ってるかワカラナイ」状態になったのです。例えば、

低レイテンシー、高スループット、冗長性に優れたネットワーキングにより接続される複数のアベイラビリティーゾーンを備えたリージョンを、これほど多く提供するクラウドプロバイダーは他にありません。

「レイテンシー?」「スループット?」「冗長性?」出だしだけで3つもハテナが並んでしまい、たったの一文が理解ができませんでした。

もうこの時点で挫折しそうになるのですが、これは外国語を理解しようとする作業と同じだと思うようにしました。そうすると、「何度読んでも全然何言ってるか分からないからもう無理だ」という気持ちから、「単語の意味を知らないのだから読んでも理解できないのは当然のことで、単語を一つ一つ調べていくしかない」と気持ちを切り替えることができました。

No other cloud provider offers as many Regions with multiple Availability Zones connected by low latency, high throughput, and highly redundant networking.

引用:AWS (アマゾン ウェブ サービス) とは?【AWS公式】

地道な作業ですが、「レイテンシー」「スループット」「冗長性」とはどういうことを指しているのか、それが優れていると何が嬉しいのかという背景を一つ一つ理解していかないと、この一文が伝えたい内容を理解することはできません。

そこで役立ったのが、次に紹介するIT用語辞典です。

学習材料

IT用語辞典

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典では、専門用語を使わずに概念を説明してくれるので、スラスラと読み進めることができます。また、ゆるいイラストを用いてストーリーを描いてくれているので、「冗長性」の意味だけでなく、「冗長性がある」ことにどんなメリットがあるのかを掴むこともできました。これらを理解したうえで、再度テキストに戻って学習すると、ようやく理解できるようになりました。

いつもお世話になっており、本当に助かっています。著者の方にお礼を言いたい気持ちです。

 

AWS公式デジタルトレーニング

テキストよりも分かりやすかったのが、動画学習です。AWS公式のデジタルトレーニングは豊富にあり、自分のレベルに合わせて学習を始めることができます。数が多く、最初はどれ選んでいいか分らなかったのですが、トレーニングライブラリからフィルタリングして初心者向けの教材を探すことができました。

デジタルトレーニング | クラウドスキルをオンラインで学ぶ | AWS

デジタルトレーニング

全体を体系的に学ぶことができたのは、クラウドプラクティショナー向けの動画でした。初心者向けに身近な例え話を用いて説明してくれるので、理解しやすかっと思います。また、試験範囲を網羅しており、小テストで理解度を確認することもできるので、これを繰り返し学習すれば十分試験対策になるかと思います。 AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語字幕版) | AWS トレーニングと認定

他にも初心者向けの動画はいくつかありましたので、異なる角度からの説明であったり、様々な具体例を見ることによって、更に理解度を上げることができました。 Getting Started with Cloud Acquisition (Japanese) | AWS トレーニングと認定

書籍

AWSを学習しようと思って一番最初に手にしたのは下記リンクの本でした。多数のサービスがある中で、よく使われているサービスをピックアップしてどんなものなのかを説明してくれています。ただ、読み進めて気づいたのが、書かれているのは主にオンプレミスがクラウドになった利点であるため、そもそもコンピューティング・ネットワーク・データベースなどの知識がないと理解するのは難しく思いました。

そこで一旦本を置き、先述のIT用語辞典と動画学習を進めて概要を理解できてから、またこの本に戻ってきました。そうすると概要を抑えたうえで、各サービスについての説明を読んでみると理解することができました。

図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

Youtube

Youtubeにも学習材料は溢れており、無料で動画学習ができる便利な時代になったなと思います。私は元々語学学習が好きで、日頃よりYoutubeで英語学習をしているのですが、ITやAWSに関することもYoutubeで学ぶことができます。体系的な学習は上記の公式トレーニングや書籍の方がよいかと思いますが、部分的な深掘りや、用語に慣れるための聞き流しに役立ちました。

Amazon Web Services Japan 公式チャンネルでは、過去のセミナーを見ることができますし、クラスメソッド - YouTubeのチャンネルでは、AWS認定12冠取得者の学習方法を紹介する動画などもあります。

Amazon Web Services Japan 公式

クラスメソッド

 

おわりに

自分のこれまでの学習を振り返ってみて大事だと感じたことは、一度で理解できると思わないこと、最初は分からなくて当たり前で(きっとみんな)地道な作業を繰り返して辿り着いているんだと思うことです。一つの学習材料ではなく、複数の材料を行ったり来たりして色々な角度から少しずつ知識を増やしていくことで、徐々に理解できるようになってきました。

次はソリューションアーキテクトアソシエイトにもチャレンジしたいと思っていますので、引き続き頑張っていきます!

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