Cloud Native DataEngineer Communityの第1回イベントに登壇し、これまでの経歴とデータを用いた仕事の面白さについて語りました

Cloud Native DataEngineer Communityの第1回イベントに登壇し、これまでの経歴とデータを用いた仕事の面白さについて語りました

Clock Icon2022.09.28

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さがらです。

Cloud Native DataEngineer Communityの第1回イベント「日本のクラウド業界のデータエンジニアリングを牽引する5社がデータエンジニアを招いてのトークセッションを実施~第一線で活躍するデータエンジニアがその魅力を伝えます~」に登壇しました。

本記事では、当該コミュニティであるCloud Native DataEngineer Communityについて説明した上で、登壇時のスライドと質疑応答について記します。

Cloud Native DataEngineer Communityとは

まず、今回のイベントの主催元となっているCloud Native DataEngineer Communityについて説明します。

このプレスリリースからの引用ですが、このような背景の元に発足しました。

昨今、データを根拠に予測や意思決定を行うことが、多くの企業にビジネス成果をもたらしています。
DXの目的の一つである新しいビジネスの創出や、デジタルを活用した新たな顧客体験の実現には、データに対する探索的アプローチが有効であると考えられますが、それらを高いアジリティを持って推進するためには、データエンジニアリングが必要不可欠です。
一方、データ利活用の基盤を構築・運用する技能を持ったプロフェッショナルであるデータエンジニアはデータ活用をする上で欠かせない存在ですが、IT 人材の不足が社会全体で課題となる中でも特に不足している専門職の一つです。
本コミュニティは、ITエンジニアや学生に対し、データエンジニアの仕事の理解や魅力の浸透、専門職としての地位向上を図ると共に、新卒採用・中途採用への啓蒙活動とデータエンジニアに必要なスキルを習得できる機会を提供し、DX推進に不可欠なデータエンジニアおよびその潜在者の増加に貢献していきます。

今後のイベントはconnpassで通知していきますので、ぜひメンバーになっていただけると嬉しいです!

登壇資料

私は、大学で情報工学を専攻しつつ、その道を一度外れてまた情報工学の分野に戻ってきた男が語る「データを用いた仕事の面白さ」というタイトルで登壇しました。

私は大学卒業時からずっとデータ関係のキャリアを築いてきたわけではなく、一度調達という別分野の職種についていました。

しかし調達の仕事をする中でも、縁あってITの魅力、そしてデータ関係の仕事の魅力に気づくことができ、現在の仕事をするに至っています。

変わった経歴かもしれませんが、少しでも参考になると幸いです。

質疑応答

以下、参加者の方から頂いた質問について、私の回答を中心にまとめておきます。

データエンジニアを目指す上での、皆様のおすすめの書籍があれば教えて下さい!

データ基盤の観点でいうと、「実践的データ基盤への処方箋」がとてもおすすめです。テック的な観点はもちろん、構築する基盤を実際にユーザーに使っていただくためにはどうすればよいかというノウハウまで詰まっておりますので、データ基盤構築後にも定期的に読み直したくなる本です。

実際のテクニカルスキルでいうと、SQLでは「達人に学ぶSQL徹底指南書」にはとてもお世話になりました。 WINDOW関数やCASE文など、一歩進んだ応用的なSQLを書きたい方にはオススメの本です。

データ分析にのみ力を入れており、データ基盤をおろそかにしている企業の顛末(例であれば)及びそういった企業に対してデータ基盤の重要性を伝えるためのアプローチについてお聞かせいただけておりますと幸いです。

データを1箇所に集約できないため、データ分析を行う各個人でデータがサイロ化してしまい、どのデータが正しいかわからなくなってしまうことが考えられます。

また、データ基盤がないと満足できる動作速度でデータ分析も行うことが出来ないと思いますので、分析➟施策実施の循環のスピードアップのためにも、データ基盤を導入するべきだと思います。

英語力は必要と考えますか。

正直、なくても大丈夫です。扱う製品のドキュメントは英語であることは多いですが、最近はDeepLなどの翻訳サービスが充実しているため、そこまで困りません。

DWH、ETLなど、データ基盤を構成するクラウドサービスはさまざまありますが、どのサービスを選択して組み合わせればよいか判断する力をどうやって身につければよいでしょうか?

まずは自社の環境を理解し、その環境に合っているサービスを導入することを考えるのが良いと思います。

例えば、ETL/ELT製品だけで見ても、連携できるサービスの違いがあると思います。データ基盤を構築する上でどのデータを連携したいか整理した上で、使用できるサービスを絞り込み、あとは実際に触って使用感を確かめてみる、という流れがオススメです。

最後に

Cloud Native DataEngineer Communityの第1回イベントの登壇内容についてまとめてみました。

私も今の仕事をしている中で、お客様側にデータエンジニアのリソースが足りず満足に考えている施策を行うことが出来ないという状況は何回も見たことがあります。

そのため、私の肌感としても国内にはもっとデータエンジニアが必要だと思いますし、日本のデジタル化を推進するためにもこういった人材を増やしていくべきだと思います。

ぜひ、こちらのコミュニティの活動をフォローして頂き、国内のデータエンジニアリング界隈を盛り上げていきましょう!

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