澤円さんの「チャンスを生み出すプレゼンテーション」を聞いてきたのでシェアしたい #プレゼンハック
やっぱり、プレゼン力は大事だよねってことで、
12/6(木)に開催された動かすチカラ!! 今すぐ出来るコミュニケーションテクニックに参加してきました。
- チャンスを生み出すプレゼンテーション ~プロだけが知る勘所~(澤円氏)
- なぜその話は盛り上がらないのか?(吉田尚記氏)
- 「1分で話せ」の著者がリーダーに伝授!考え、伝えて、動いてもらう技術(伊藤羊一氏)
と、豪華ラインナップ!
その中から、澤さんのセッションをピックアップしてレポートします。
「プレゼンにはプレゼントを」の通り、高揚感をもらって帰ってきました。
より詳細に知りたい場合は、『マイクロソフト伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』をお読みください。
チャンスを生み出すプレゼンテーション ~プロだけが知る勘所~(澤円氏)
澤さんといえば、Microsoft社の泣く子も黙る名スピーカー!
年間で300回もプレゼンする現役の超プレゼンターがねほりはほり、マインドと振る舞いを教えてくれるとても貴重な場でした。
- アメリカおよび各国でもっとも怖い・苦手だとされるのは「パブリックスピーキング」
- 中には、死ぬより怖い、人もいる
- みんな怖いんだよ、を前提に行うのが大事
- プレゼンは、高い
- 時間と空間を共有している
- 人生の一部分を切り取って来てもらってる
- 時間を奪っている分、価値を与えて帰ってもらわないといけない
- 「何を提供するんだ」「何をお返しすべきか」を最初に考えるべし
- そうすることで、スライドの1枚めの作り方も変わる
- プレゼンは、リスク
- ある程度のリスクを取らないと一般論、ウルトラ面白くない話になってしまう
- 加減の調整次第で、リターンも大きくなる
- プレゼンは、チャンス
- 内容が良ければ、何年も語り継がれる(他にヒトラー)
プレゼンが世界を変えてきた
プレゼンは、成功へのスタートライン。 成功するために必要なのは3つの要素
- ビジョン
- 核
- 実践テクニック
プレゼンのビジョンとは?
ビジョンとは、向かっていく方向を言葉に落としたもの
- 良いプレゼン=何かしら行動したくなる
- 悪いプレゼン
- 別のことに気が行ってしまう
- セッションアンケートに「空調が寒い」など書かれるのは、面白くなかった証拠だと思え!
プレゼンは行動させるためにするべし
「しゃべり」は、レストランでいうと「配膳」のパート
- テクニック論に偏ってしまうと、ここに注力されがち
- 結果を決めるうちの20%程度にすぎない
- もちろん磨く価値はある、最終的な印象を変えるのはココ
- 核を作るのは自分
- そのプレゼントの関係性や立ち位置を考える
- 完全に知っていて「理解している」レベルでないといけない
- 知っている≠再現できない
- 言葉に落とすことが大事
- 言わなきゃいけないことを言葉に落とすプロセスが大事
- どこがわかっていないかが一発で分かる
- なんでわからないのかも改めて考えた上で、プレゼント自分との関係付けを明確にしていく
- 冒頭では、アイスブレイクも兼ねて質問をしよう
- 相手を知ることで話す内容も変える
- 「心を一つにする」質問を考えてみる
セミナーや勉強会のテーマに応じて、「その会場ならでは」の質問を用意しておくと良い
体験が人を動かす
- 体験を定義しよう
- ドラッカー「モノを売るよりも体験を売れ」
- 人を動かすのは2つ
人は「自分事」で動く
一時的であり、「脅すもの」がなくなれば人は動かなくなる。
持って帰るものは?
- さらに、聞いた人のその次の行動、その先のオーディエンスを想像してください
- どんな場面で共有される?
- 飲み屋でドヤ顔で「こんなこと聞いたよー」って言う
- 社内で共有する
- その人達がエバンジェリストになれるようにする
- 伝言ゲームしやすくするために、ワーディングもシンプルにしよう
- どんな場面で共有される?
いますぐできる実践編
スライドを作る際は、イケてない資料を見るとわかりやすい
- 文字が多い
- フォントがそれぞれ異なる
- 何が重要なのかわからない
- 選んだ色に意味あるの...?
なるべく文字は少なく
初めに文字の表示スペースを確保して、そこに入れるようにするとうまくいく
- NG ですます
- NG 句読点なし
- OK 言い切り
- OK 体言止め
- まだ言ってないことは表示しない
- 自分の話すペースに合わせて文字を出す、程度にする
改行の位置なども気を抜かないようにしよう
目線は普段のユーザーに合わせて、自然に動く方向に文字や流れを持っていくと良い
キラーン
どの会場でも対応できるように、下1/3ぐらいには重要なことは書かないようにすると良い。
大事なことは上方に!
- そのまま使うのではなく、イメージを広げるために検索する
- ワーディングが選べたり、アイデアが生まれたりする
- たとえば「secrurity」だと、鍵、ロボット、チェックマーク、ガードマン・・・
画像の使い方のコツ
次のは、2枚をアニメーションで表示させると良い。
- 画像の様々な使い方
- 画像と文字を並べる
- 背景画像として使う
- 初めに関連する画像のアップを出し、その上に文字を浮かばせる
- 視線が誘導され、惹きつけられる
- 画像と文字が一致することで、瞬間的に聴講者の心にリンクできる
いざ、時間が足りなくなった時や、より詳細な情報を伝えたい時のために、「続きはwebで」や「QRコード埋め込み」などができるように1枚用意しておくと良い
プレゼンの様子は撮影せよ
- 立ち方
- asimo立ちになっちゃってる人、意外と多いらしいので注意
- 手の位置
- 決めておくのが大事
- 視線を誘導しちゃうので、どこかに固定しておくと良い
- ちなみに、手の甲を見せておくほうが手はキレイに見えるよ
- あるあるNG:腕を組む:偉そう、声が出づらくなる
- あるあるNG:腕を後ろに:偉そう、信頼できない(手の内を明かす、の逆な印象)
- 首の動き
- 特に女性に多いが、不用意に頷くと気になるし、声も変わってしまうのでなるべく固定すると良い
- 肩から上は動かさないように注意しよう
つまり、
他にも注意
- 口癖(フィラー)
- 「えー」「あー」「つまり」「結局」「というわけで」・・・
- 聴講者が気になるので、意識してはずそう
- 背中で語らない
- スライドを見ながらはNG
- プレゼンはファンサ!だと思えっ!
- アイコンタクトのコツ
- 必ず全員と目が合うように意識している
- PCばかりを見ない
- 口角を上げる(意識しないと上がらないよ)
- いっそのこと、「緊張してます」といったほうがマシ
- 植松さん「緊張がほぐれました」
- アンテナを広げよう、ツイートしよう!
- 人との全ての会話はプレゼンである
- もう「本番」は始まっています
まとめ
ざっくり注意ポイントをまとめると、こんな感じでしょうか?
- 聴講者の「お持ち帰り要素」や「その後、どう語られるか」は常に意識しよう
- ある程度のリスクは覚悟しよう、それが世界を変えるかも
- 自分は誰なのかを常に意識し、相手を巻き込む姿勢も忘れないようにしよう
- スライドの文字は少なく、ワーディングはこだわり、画像は意味のあるものを選ぼう
- 視線を不用意に奪わないようにしよう