【CDI】パラメータファイルがS3に配置できるようになっていました

【CDI】パラメータファイルがS3に配置できるようになっていました

インフォマティカIDMCのアップデートでパラメータファイルがS3に配置可能になっていました。
Clock Icon2024.09.24

はじめに

こんにちは、データ事業本部の渡部です。

InformaticaのCloud Data Integration(以降、CDI)なのですが、
いつのまにかパラメータファイルがS3に配置できるようになっていました。
調べてみると、S3だけでなくAzure Data Lake StoreやGoogle Storageにも対応しているようです。

https://docs.informatica.com/ja_jp/integration-cloud/data-integration/current-version/_mappings_cloud-data-integration_current-version_ditamap/GUID-CF86CC85-7D3C-4334-BEB4-14D57C332AD9/GUID-B3F568FB-41B8-4851-997C-9145DBF5DEEF/GUID-4BF9681A-B175-4D38-A2AC-C03695E0197F.html

このアップデートはいつからなんでしょう・・・全然気付いていませんでしたが、ブログを書いてたら気づいたので確認をしてみます。
これまではパラメータファイルを使用する場合は、EC2(SecureAgentを配置しているサーバー)上にしかパラメータファイルは配置できなかったため、SSHもしくは別手段の作り込みをして、なんとか配置するしか方法がありませんでした。

なおパラメータファイルではないパラメータセットについては、以下の記事をご参考ください。
Informatica Cloud側にパラメータファイルを保存する方法となり、以前までのパラメータの代入にはダミーのマッピングタスクを用意するという手順が必要なくなります。

https://dev.classmethod.jp/articles/informatica-cdi-paramsetcli/

試してみる

51を代入している入出力パラメータ「lc_param_age」を用意しました。

inout-parameter

パラメータファイルはクラウドホステッドを選択して、以下のとおりS3に配置したファイルを設定します。

parameter-file

パラメータファイルの中身は以下のとおりです。
$$lc_param_age=100としています。

mt_cloud-hosted-parameter-file.param
#USE_SECTIONS
[cm-watanabe].[20240923-s3-distribution-column].[mt_cloud-hosted-parameter-file]
$$lc_param_age=100
[Global]

実行すると・・・
想定どおりに入出力パラメータが更新されました。

result

まとめ

今後初めてInformatica CDIを使用する場合はもちろんのこと、今パラメータファイルをサーバーに置いているという場合でもプログラムを作成してマッピングタスクの設定を一括変更したり、サーバーとS3を同期させる仕組みを作ったりして、この機能は使用したいと思いました。

以上、どなたかのご参考になれば幸いです。

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