Alteryxで種類別に累計を出力する

Alteryxで種類別に累計を出力する

Clock Icon2018.09.10

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こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

前回のブログではAlteryxで累計を出力する方法をご紹介しました。今回も累計の出力のご紹介になりますが、今回は種類別で累計を行ってみます。

種類別に累計を出力する

種類別にチャートを作成する

まずは種類別の累計のデータを棒グラフとして出力します。作成するワークフローは以下の通りです。

  1. Text Inputツールでデータを入力
  2. Summarizeツールでグループ化
  3. Running Totalツールで累計を出力
  4. Interactive Chartツールで棒グラフを出力
  5. Renderツールでファイルを出力

[In/Out]->[Text Input]では、以下のデータを入力しています。

[Transform]->[Summarize]を追加し、Text Inputツールと接続します。Summarizeツールでは、「Date」列と「Item」列を[Add]->[Group By]でグループ化、「Price」列を[Add]->[Sum]で合計を出力するように設定します。実行して結果を確認すると、「Date」列と「Item」列でグループ化され、各日付の「ソフトクリーム」と「アイスクリーム」ごとに「Price」列の合計が出力されるようになりました。

[Transform]->[Running Total]を追加し、Summarizeツールと接続します。種類ごとに累計するために、[Group By]は「Item」を選択、[Create Running Total]は「Sum_Price」を選択します。結果を確認すると、「Item」列の「アイスクリーム」と「ソフトクリーム」に分かれて累計が行われています。

[Reporting]->[Interactive Chart]を追加し、Runing Totalツールと接続、いったんワークフローを実行し、[Configure Chart]を開きます。チャートを作成するため、[Layer]タブから[Add Layer]からレイヤーと追加し、[Type]に「Bar」、[DATA]の[X]に「Date」、[Y]に「RunTot_Sum_Price」を選択します。この状態では、「Item」列に関係なく、各日付ごとに1つのデータのみ表示されています。

「Item」列でデータを分けるため、[Batch]タブを開きます。[BATCHED CHARTS]を「On」にし、[Group By]には「Item」を設定します。チャートを確認すると、「Irem」列でデータが分かれています。

[Reporting]->[Render]を追加し、Interactive Chartツールと接続します。HTMLファイルとして出力するため、[Output Mode]に「Temporary HTML File」を選択、実行して出力されたファイルを確認します。

「アイスクリーム」と「ソフトクリーム」それぞれのチャートが出力されました。

1つにまとめてチャートを作成する

今度は2つのデータで1つのチャートを作成します。前項のワークフローに[Preparation]->[Filter]と[Join]->[Join]を追加して、以下のワークフローを作成します。

  1. Text Inputツールでデータを入力
  2. Summarizeツールでグループ化
  3. Running Totalツールで累計を出力
  4. Filterツールでデータを振り分け
  5. Joinツールでデータの結合
  6. Interactive Chartツールで棒グラフを出力
  7. Renderツールでファイルを出力

前項のワークフローと異なる部分を記載します。

Filterツールでは[Basic Filter]を選択して、「Item」「Equals」「アイスクリーム」と設定し、「Item」列が「アイスクリーム」のデータとそうではないデータで振り分けます。

Filterツールで振り分けたデータを、Joinツールで結合します。Joinツールでは[Join by Specific Fields]を選択し、「Date」列を指定してデータを結合します。出力結果では、不要な列の削除と、データの種類が分かるよう、列の名前に「アイスクリーム」と「ソフトクリーム」を入力します。

Interactive Chartツールでは、レイヤーを2つ追加します。[Type]に「Bar」、[DATA]の[X]に「Date」、[Y]に「アイスクリーム」と「ソフトクリーム」を選択します。

ファイルの出力を確認してみます。

1つのチャート上で2つのデータが表示されるようになりました。

最後に

今回はAlteryxで種類別に累計を出力する方法をご紹介しました。これからもAlteryxの機能をご紹介していきます。

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