Alteryx で使える Outlook 365 ツール

Alteryx で使える Outlook 365 ツール

Clock Icon2022.02.10

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

(英文はこちらから)

はじめに:

Alteryx の 2021.4 版で公開されたマイクロソフト Outlook 365 のツールを使用してメールやカレンダーイベントの情報を収集し、さまざまなデータ分析が可能になりました。通常のデザイナーではこのツールを含まずに Alteryx Gallery よりダウンロードする必要があります。

Outlook 365 ツールの使い方:

Alteryx Gallery で “Outlook 365 Tool” を検索すればこのツールのページが現れます。Alteryx コミュニティ登録済みの方は .yxi ファイルとしてこのツールをダウンロードすることが出来ます。

ダウンロード出来次第、ダブルクリックしてインストールします。

インストール次第、メニューバーの “コネクタ” より確認することが出来ます。ツールの設定ではログインする二つの方法があります。ブラウザよりログインした際にメールアドレスとパスワードの入力が必要です。もしくは、Client id と Tenant id を使用してログインする際に Client id は Application id として、Directory id は Tenant id として入力する必要があります。今回はブラウザでログインします。

ログインができたらツール設定の内容が以下のように変わります。メールとカレンダーよりデータを収集することができます。メールを選んだ際に “Source” タブでフォルダーを指定する必要があります。

次は “Data” タブを選択して各オプションを選べます。メールに含んだ添付ファイルや本文に埋め込み画像もダウンロードすることもできます。ダウンロードを選んだ際に出力するフォルダーを指定する必要があります。さらに 30 個の項目からさまざまな情報を得ることができます。

次は必要に応じて “Options” タブを選んで実行後のメールの処理を設定することができます。

実行後は以下のような結果が現れます。メールから収集したこのデータを基に次のデータ処理が行われます。

カレンダーを選んだ際に期間を指定してカレンダーに乗ってる全てのイベントも収集することができます。

次は “Data” タブを選んでさらに 44 個の項目からさまざまな情報を得ることができます。

これ以上の追加のオプションは必要ありません。

最後に実行すれば以下のようなデータが現れます。このデータを次のデータ処理に使えます。

最後に:

Outlook 365 のツールを使用しメールとカレンダーの情報をまるごと収集して必要なデータ分析が簡単にできるようになりました。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.