AlteryxからGoogleアナリティクスに接続してDevelopers.IOにアクセスしてる国を調べてみよう

AlteryxからGoogleアナリティクスに接続してDevelopers.IOにアクセスしてる国を調べてみよう

Clock Icon2019.08.16

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こんにちは、DA部の兼本です。

みなさんはGoogleアナリティクスを使っていますか? 弊社では、Googleアナリティクスを使って本ブログのアクセス解析をしています。

私自身も以下の記事を読んでGoogleアナリティクスの勉強を始めましたが、多機能で複雑でやりがいありますね。

あのGoogleアナリティクス実践本が全文無料公開!インターネット最高

今回は、そんなGoogleアナリティクス初心者の私がAlteryxを使ってGoogleアナリティクスに接続してみたいと思います。

AlteryxからGoogle Analyticsにアクセスするにはいくつかの方法がありますが、今回はCData社からリリースされている「CData Google Analytics ODBC Driver」を使ってみます。

CData Google Analytics ODBC Driver

ODBCドライバのダウンロードとインストール

CData社のサイトからODBCドライバの評価版をダウンロードすることができます。

インストーラファイルをダウンロードしたら、Alteryxがインストールされている環境でインストーラを実行してODBCドライバをインストールします。 インストールに関しては、特に引っかかるところはないかと思いますが、参考までにステップを残します。

インストールダイアログの最後で「ODBCデータソースを構成する」(デフォルトでチェック済)にチェックをしていると、ODBCデータソースアドミニストレータが起動して、データソースの構成に進みます。

CData ODBCデータソースの構成

データソースの構成では、ODBCドライバからGoogleアナリティクスのAPIにアクセスするための準備をします。以下のダイアログが表示されたら「接続のテスト」ボタンを押下します。

Webブラウザが起動してGoogleの認証画面が表示されるので、Googleアナリティクスへのアクセスに使用するアカウントを指定してログインします。

私が認証を実行した際(2019/8/15時点)では、以下のようなエラーが出力されたのですが、接続先を確認した上で、「CData Analytics Connector(安全でないページ)に移動」を押下することで期待する画面が表示できました。

CDataがアクセスする情報が表示されるので、問題なければ「許可」ボタンを押下します。

以下の画面が表示されればCDataの初期設定は完了です。

Alteryxからの接続

これでODBCの準備が完了しましたので、Alteryx Designerを起動してGoogleアナリティクスに接続をしてみます。 新しいワークフローを作成して、「データ入力」ツールを配置して、データベースへの接続を行います。

使用可能なデータソースの一覧(Alteryx2019.2で表示した場合)から、「汎用接続 ODBC」を選択します。

システムに登録されているODBC接続の一覧から「CData GoogleAnalytics Source(ユーザー)」を選択して「OK」を押下します。

ビジュアルクエリエディタが起動し、Googleアナリティクスに対して、データベースに対して行うようにSQLでアクセスできます。

CDataからアクセスできるテーブルとビューのモデル

テーブル・ビュー名 説明
Accounts ユーザーがアクセスできるすべてのアカウントをリストします。
Goals ユーザーのプロファイルの1つの目標を記述します。
Profiles ユーザーがアクセスできるすべてのプロファイルをリストします。
Segments ユーザーがアクセスできるすべてのセグメントをリストします。
WebProperties ユーザーがアクセスできるWeb プロパティをリストします。
AdSense AdSense データを取得します。
AdWords AdWords データを取得します。
Ecommerce e コマースデータを取得します。
Events イベントデータを取得します。
GoalCompletions 目標達成データを取得します。
SiteContent 内部サイトコンテンツデータを取得します。
SiteSearch 内部サイト検索データを取得します。
SiteSpeed 内部サイト速度データを取得します。
Traffic すべてのトラフィックデータを取得します。

※ 詳細情報はCDataのオンラインヘルプにてご確認いただけます。

WHERE句を使用した検索条件も指定できます。

試しに以下のようなクエリを発行してみます。

Select CData.GoogleAnalytics.SiteContent."Date", CData.GoogleAnalytics.SiteContent.Country, CData.GoogleAnalytics.SiteContent.Browser, CData.GoogleAnalytics.SiteContent.PagePath, CData.GoogleAnalytics.SiteContent.PageTitle, CData.GoogleAnalytics.SiteContent.PageViews
From CData.GoogleAnalytics.SiteContent
Where CData.GoogleAnalytics.SiteContent.StartDate = '2019/8/15' And CData.GoogleAnalytics.SiteContent.EndDate = '2019/8/15'

Googleアナリティクスに接続して、データを取得することができました。

なお、Googleアナリティクスに限らず、サービスにAPI接続するときは、連続してクエリを発行するとAPI実行回数やデータサイズの制限に引っかかる場合があります。ワークフローの開発をする際には、できるだけ実行結果をキャッシュすることをオススメします。

参考までに2019年8月15日に弊社ブログを訪れた方の国別トップ30は以下の通りです。 圧倒的に日本国内からのアクセスが多いのは予想通りですが、思ったよりもいろんな国からのアクセスがあるものだと、驚きました。

まとめ

いかがだったでしょうか。 CData社は今回評価で利用させていただいたGoogleアナリティクス用のODBCドライバ以外にもAdobe Analytics、Facebook、Twitterなど各種サービスに接続可能なドライバ群を提供されています。 APIを意識することなく、非常に簡単に対応サービスに接続できるので、興味のある方は是非評価版をダウンロードしていただければと思います。

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