信用情報確認としてCICのクレジットガイダンスを取得してみた

信用情報確認としてCICのクレジットガイダンスを取得してみた

CICが個人の信用把握を容易にする目的でクレジットガイダンスの提供を開始しました。以前CICに照会した記事を参考に、照会情報にどの程度違いがあるのか試してみました。
Clock Icon2024.11.28

2024年11月28日、CICはクレジット・ガイダンスの提供を開始しました。これはクレジットカード利用者の信用状態を数値化した指標で、200から800の範囲で示されます。

約4年前の2020年9月にCICの照会を試してDevIOに記事を書きました。今回は、当時の照会と比べてどの程度情報が追加されているのか確認してみました。

照会手順

今回はスマートフォンでインターネット開示を利用しました。2020年当時はPCから操作していましたが、スマートフォンからの申請では決済手段がカードまたはキャリア決済の2つから選択できるようになっています。なお、記事執筆時点では提供開始直後のため、電話回線が混み合っている状況です。

  1. 手続きの説明を一通り読みます
  2. 運転免許証を用意します
  3. 受付番号発行窓口に電話して、キーパッド操作を行い、最後に発行される受付番号をメモします
  4. 申請フォームに入力します。この際にクレジット・ガイダンスの指定を忘れないようにします。
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  5. 申請フォームを送信してPDFを受け取ります(送信時に手数料が請求されます
  6. PDFのパスワード構成が表示されるのでメモあるいはスクリーンショットでキャプチャしておきます
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  7. PDFを開きます

照会内容

PDFの構成は2020年に照会した時のものに加えて、クレジットガイダンスのスコアがファイル末尾に追加されました。

スコアの分布については、クレジットガイダンスの解説ページPOINT 9に記載されている「クレジット・ガイダンス指数分布」をご参照ください。

620~709の範囲が全体の50%を占め、530~619と710~800の範囲がそれぞれ20%、残りの範囲が合計10%となっています。

算出理由には最大4つの要因が記載されます。すべての要因がプラスの場合は特に対処の必要はありませんが、マイナスの要因が含まれている場合には、適切な対策を講じることをお勧めします。

あとがき

信用情報のスコア化とその要因の記載により、自身のクレジットカード信用状況が具体的に分かるのは大きなポイントです。

クレジットカードに関するトラブルはマスメディアでも事例として取り上げられました。気が付かないうちにトラブルに巻き込まれている可能性を確認する意味で、今回のクレジットガイダンススコアは一つの指標になるかもしれません。

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